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2023年4月24日

停電の長期化により生活に影響が

現在ミャンマーでは、国内の政情不安や経済停滞に伴い、電力不足の問題が発生している。以前は地域ごとに 8時間交代制だった電力供給システムが現状だと 4 時間おきの電力供給システムに変わった。地域によっては時間割通りに供給されず、長時間停電したり、一晩中停電したりする場合もある。停電の長期化に伴い、住民は携帯電話の充電や給水ポンプのモーターの稼働、扇風機やエアコンの稼働など、日常生活の行動に大きな支障をきたしている。現地の人によると、停電で水も使えず、援助団体が水を配布しているという。
電力不足のため当局は 4 月 24 日、ヤンゴンやマンダレーを含む大都市の企業に対し、指定された時間内のみ電気を使用するよう(午後 5 時から翌日午前 5 時までは電気を使用しないよう)指示を出した。以前までは工業地帯向けの制限だったが、現在は住宅地や中小企業も含まれている模様。どうしても電気が必要な企業は発電機などを使って営業しているが、燃料不足も一つの問題だという。休業しているガソリンスタンドもあれば、営業しているが、長時間並ばなければならないガソリンスタンドもある。場合によっては規定以上の量しか購入できないこともある。そのため、電力に依存している一般製造業は困難に直面しているそうだ。

出所:VOA ニュース、2023 年 4 月 7 日、11 日、24 日